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昨年その存在を知って以来、気になっていた場所についに来てしまった。

ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京

ここは乗りたい車(ポルシェ)を選び、日時を指定するとインストラクターが一人付きっきりで運転ができるという施設である。そして名前は東京ですが、木更津にあります。アクアラインを使えば割とすぐですが、週末に予約すると渋滞で大変なことになるかも…

今回は30分前に無事到着。受付を済ませると返却不要の名前入り入館バッジがもらえます。

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時間になるとインストラクター達が登場し、参加者への割り当てが行われます。インストラクターの中にはプロのレーサーもいるらしい。そして女性インストラクターもいて、私の担当は女性でした。

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今回私が選んだ車は 718 Cayman T。インストラクターと共に車に向かい、まずは正しいシートポジションを教えてもらいます。その後、メインのサーキットであるハンドリングトラックへ。

このハンドリングトラックは全長は2.1kmながら高低差が40mもあります。そしてカーブがきつく、2車線ほどしかないので初心者がいきなりぶっ飛ばすみたいのは無理。まずインストラクターがお手本の運転を見せてくれて、交代。

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ここの目玉はカルーセルと呼ばれるコーナー。ドイツにあるニュルブルクリンク サーキットにあるものを真似て作られているとか。このカルーセル、グランツーリスモ(上の写真)で走るとすごくデコボコしてるんだけど、実際にデコボコらしい。更にこのハンドリングトラックでは本物と同じ素材を使って、デコボコも再現しているんだとか。

ということで、ニュルブルクリンクに行った気分にもなれます。リアル グランツーリスモ…

慣れてきたらステアリング右下のダイヤルを回して、ノーマルからスポーツモードへ。サスペンションが固くなって、エンジンの高回転域を使うのが感じられる。ちなみにモード変更は走行中にやっては駄目だと思っていたけど、今の車は全然問題ないとのこと。

続いてダイナミックエリアへ。広い駐車場みたいな場所で、パイロンでコースが作ってある。ここでの目玉体験はフルブレーキ。アクセルを踏んで、赤のパイロンまで来たらフルブレーキをかけましょうって言われるんだけど、まずビビってアクセルがろくに踏めない(正面に突っ込みそうと感じる)。ブレーキを踏んでも、もっと強く踏めますよと言われる(そんなに強く踏んでいいのかと思ってしまう)。

何度か練習すると70kmまで時速が上がって、そこでフルブレーキ(背中と頭をシートに押し付けると強く踏めた)。何がすごいって車が一瞬で停まること、70km出してたのに。ちなみに二人乗っていたので重量は1.5tくらいだと思う、それが一瞬で停まる。ポルシェのブレーキはすごい…

ローフリクション ハンドリングトラックは滑りやすい路面になっていて、細かいコーナーでの操作を試す。右ハンドル、左ハンドルで手の持ち替えが大混乱。

最後はドリフトサークルへ。ここは丸いコースで、水が撒かれている。停止してハンドルを切った状態からいきなりアクセルを踏むと、車はコマみたいにクルンと回る(718はエンジン(重心)が車の中央にあるため)。

通常この車ではポルシェ・スタビリティ・マネージメントシステム(PSM)というものが有効になっているので、この濡れたコースを周回ながら速度を上げていってもスピンはしない。そしてこのPSMを完全に無効にして、速度を上げると後輪が滑り始めるのでカウンター(ステアリングを逆に切る)を当てて制御する必要が出てくる。これに慣れるとドリフトなんだけど、いきなりドリフトはなかなか難しいね。

というような感じで90分はあっという間。次は911を試したいな。安くはないけど、自分の車ではこんな練習は出来ないってものばかり。フルブレーキなんて絶対できないね。


今なら空いてて予約簡単に取れますよ。


最近 911 GT3 が追加されましたよ。

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