CCIE Lab 受験記 その2 絶望編
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今までは仕事が忙しく、勉強する時間が取れないことが悩みの種であったが、意外な形で問題は解決した。「リーマン・ショック」である。2008年中は忙しかったものの、年が明けてからはやたらと静かな生活になっていった。仕事が減ることは嬉しいことではないが、やっとこれで合格を目指して勉強できる。1月から3月まで今までになく時間をかけ、IEWBの問題を繰り返し練習した。
今回よりコンフィギュレーションの前に30分のCore Knowledgeという記述式の試験が追加されている。
3回目: 2009.03.23
7:30
新宿第一生命ビル地下にあるマクドナルドで朝食を食べながらメモを見返す。
8:25
新宿三井ビルディング8Fのラボ室へ。今回は全員で8人。
9:10
試験開始。まず最初に4問の記述テストがあり、キーボードで答えを入力する。最大30分のところを10分で終了し、コンフィグレーションを開始した。
最初の2問が悩んだが解決。その後はさらさらと進んだ。昼食までにはほぼルーティングは終了。昼食後に問題もあったがドキュメントを見て解決した。全体を2回見直す時間もあり、pingも全体に届いている。これでもし落ちたのならどうすればいいのだろうかと、ずっと思っていた。
17:55
試験終了、朝と同じマクドナルドに戻り問題をメモした。
24:30
結果が届く。"PASS"を期待して開くも、またも"FAIL"である。衝撃で言葉にならない。全体として前回よりはいいという程度であり、合格には程遠い。また楽勝と思っていた記述テストもミスがあったらしい。今までの勉強方法は全く意味が無いのかもしれない。
4回目: 2009.06.25
5月に現在のR&S試験は10月より新しい試験内容に変わると発表があった。かなり大幅な変更であり、どう考えてもまずい。必ず10月までに受かる必要がある。
3月までは比較的静かであったが、4月以降仕事は順調であった。今までは試験を受ける間隔が長すぎたのも問題であり、今後は受かるまで短期間で再受験することにした。
前回より3ヶ月、今まででもっとも望ましい状態での受験だろう。記述テストは簡単だった。コンフィギュレーションはいつものように多分出来だろう、という感じだった。
この日は19時には結果が来ていた。そして4回目も"FAIL"である。記述テストは全問出来ていたが、コンフィギュレーションは前回とあまり変わらない。この3ヶ月間自分は何をしていたのだろうか…。この日から数日間は呆然自失の状態であった。
そしてこの後、さらに落ち込む出来事が発生した。受かるまで毎月受けるつもりでいたにもかかわらず、試験会場に空きがないのだ。10月の変更に向けて受験者が殺到しているらしい。この際だから多少金がかかっても構わない、北京かシドニーで受けることも考えたがやはり空きがない。世界中のどの会場を見ても無理だった。
毎日専用サイトで空きを確認したが状態は変わらなかった。とすると新しい試験を受けるしかない。試験の情報が出回るまでは半年くらいはかかるであろうから、次回受けるとすると来年の3月以降だろうか。
そしてさらに残念な出来事が発覚する。CCIE Writtenの失効である。CCIE Labを受けるためにはCCIE Writtenという筆記試験に合格する必要があるのだが、有効であるのは合格後3年間であり、それを過ぎてもCCIE Labに合格できない場合はやり直しとなる。またWrittenを受けるのか…。CCIEを目指して以来、最大の屈辱だった。
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