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Iewb_2 勉強のために購入したInternetwork ExpertLab Workbook version 3.03(以下 IEWB)が届いたのは2007年1月11日だった。この教材を使いCCIE Lab試験対策を始めたのだが、仕事のあまりの忙しさで捗らず、当初は初夏に受ける予定が秋になり、そして結局12月になった。ただこの時点で筆記試験の合格(2006年9月)からすでに1年以上が経っており、この辺りでとりあえず一度は受けないときりがないという意味合いも強かった。この時点では全部で20あるIEWBのシナリオは半分の10個をとりあえずやってみましたという程度であり、合格のレベルには程遠い状態だ。であるにも関わらず、ひょっとしたら受かるかもと呑気に思っていた…。

1回目: 2007.12.19

07:40
新宿第一生命ビル地下にあるマクドナルドで朝食を取りつつ復習をする。

08:15
初めてとなる新宿三井ビルディング8Fのラボ室へ。すでに5人来ており、この日は計6名だった。プロクタ(試験監督官)のジェームスさんにはこの後何度も会うことになる。試験の説明が長引き、開始時間がやや遅れた。

09:15
試験開始。問題は印刷したものがクリップで綴じて配られることを想像していたが、クリアバインダに入っていた。つまり問題には書き込みができない。想定外の出来事だ。この日のために収集した情報ではとりあえず、問題をゆっくり一通り読んだほうが良いとあり、40分かけて問題を確認する。これなら出来そう、というのがこの時点での感想である。

12:35
受験記ではいつも話題になるお昼のお弁当。美味しく完食して午後に備えた。

13:05
試験再開。この日は1時間ほどかけて全体の見直しをすることが出来た。

17:45
試験終了。自信がないのは3問、それ以外は出来たと思ったので一発で合格かなと脳天気に思っていた。

23:40
そろそろ寝ようかという時間になって報告を知らせるメールが届いた。ドキドキ、ワクワクである。そして結果は"FAIL"であった。1回目だからしかたない、いい所まではいっているであろうと配点を確認する。するとそこにはあまりにも衝撃的な結果があった。自信のあったSwitchingが半分も出来ていない。苦手とはいえかなり勉強もしたセキュリティにいたっては全くダメである。唯一、BGPだけが救いであった。

この時やっと、CCIE Lab試験は想像より遥かに厳しいものだということを理解し始めた…。

2回目: 2008.11.04

当初2回目は夏頃に受けるつもりであったが、ひたすら忙しかった。1回目の経験からかなりの時間が必要だと分かってはいたものの、結局勉強に時間を割けることができたのは8月以降だ。この日を選んだのは、ここで受けておかないとまた来年まで受けられそうにないという後ろ向きな理由からである。そしてこの時点ではIEWBのシナリオ20すべてを確認してみたというレベルであった。ちなみにこの年の3月にIEWB version 4.1を追加で購入している(更新なので安くすんだ)。

07:45
新宿第一生命ビル地下にあるマクドナルドで朝食を取りつつ復習をする。

8:15
新宿三井ビルディング8Fのラボ室へ。今回は全員で5人。プロクタは昨年と同じジェームスさんである。

9:10
試験開始。前回と違い、分からないところが明確に分かった。少しは進歩したようだ。しかし問題をよく読まずに進めて、丸々やり直すというミスもしてしまった。そしてこんなミスをどうしたらするのか、という単純なミスもしてしまった。これでは受かるはずもない。

17:40
試験終了。そのままプロントへ行き、分からなかった問題を書き出した。

23:00
結果が届く、もちろん"FAIL"だ。今回は終了時点で結果は分かっていたので、前回から進歩できたかが重要である。そして配点を見るが、Switchingはほぼ完璧である。ただそれ以外はほぼ昨年以下…。一年経って、全体としては進歩ではなく退化である。

合格のためには勉強時間の確保が重要だが、どうすればいいのか。悩みは常にそこにあった。