メトロポリタン オペラ
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欧米の主要都市にオペラハウスがありますが、ダントツの規模を誇るのがニューヨークのメトロポリタン オペラ(Metropolitan Opera)。シーズン中(9月から5月)はほぼ毎日公演があるので、旅行者にはありがたいです。
日本でのコンサートは18時開始が多いですが、ここでは20時開始がほとんどなので夕飯を食べてからいきましょう。レストランによってはオペラ用に時間を考えて料理を出してくれるところもあります。
今回は2日連続で行ってしまいました。いくらシーズン中で嬉しいからって、我ながら立派です。それはともかくチケットの値段が高い…。10年位前は1番高い席で$150とかだったのに、今だと$300以上もあり。もちろん立見席とか、安いチケットもあるのですが。FRB議長が物価にの上昇率に懸念を示すのも最もという感じです。
値段が上がったといえば、劇場内でのシャンパンの価格。以前は$8あたりだったのが、今回は$15も取られました。さすがに高すぎると劇場も思っているのか、代わってスパークリングワインも売ってます。こちらは$8。黙っていれば分からないし、十分気分は楽しめます。
幕間の休憩時には座っていてもしょうがないので、ロビーに出てみましょう。人間観察という意味で大変参考になります。
オペラというと正装(蝶ネクタイとか?)をしなければならない、と信じ込んでいる人が未だにいるかもしれませんがそんなことはありません。アメリカだし。もちろん蝶ネクタイと立派なドレスの人もいますが、少数派です。ただ素敵なドレスを買ったものの、日本では着る機会のないあなたにとってはいい場所になるでしょう。着物姿の日本女性もたまにいます。
今までオペラを見に行ってアクシデントの経験はないのですが、今回は同日に2件連続して発生しました。
Madama Butterfly(蝶々夫人)を見に行ったときのこと、最初の休憩(30分ほど)が中々終わらない。しばらくすると舞台に女性が現れ、コンピュータの調子が悪いからもう少し待てと。結局さらに30分待つと無事幕は開きました。
さて2度目の休憩が終わるであろう時間に、また件の女性が舞台に登場。当然ながらおいおいまたかヨ!と、どよめく場内。すると彼女はコンピュータは問題ないけど、ヒロイン(蝶々さん)が具合が悪くなり代役が進めますと…。ちなみにMadama Butterflyはこの日が最終公演。最終日に途中で降りる彼女も無念でしょうが、ずっと代役でスタンバイしていたであろう女性も最後の最後で登場とはあまりにドラマチック。
結局のところ代役さんは無難にこなし、舞台は1時間押しで無事終了したのでした。
ということでニューヨークに行って、オペラを見たい方はぜひどうぞ。チケットはオンラインで買えます。