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LPIC レベル1 の内容がこの4月より新しくなりました。詳細はここです。

出題範囲

目立つ点としては、102試験で SQL データ管理が追加されたこと。SQL はデータベースを操作するための言語で、データベースプログラムとしては MySQLPostgreSQL がよく使われています。

さて出題範囲の詳細を見ると、SQL に関してはこのようになっています。

105.3 SQLデータ管理
重要度: 2

説明
    データベースを照会し、基本的なSQLコマンドを使用してデータを操作する。これには、2つのテーブルやサブセレクトの結合を伴うクエリーの実行も含まれる。
主要な知識範囲
    基本的なSQLコマンドの使用
    基本的なデータ操作を実行する
重要なファイル、用語、ユーティリティ
    insert
    update
    select
    delete
    from
    where
    group by
    order by
    join

普段データベースを触っている人や、Oracle Master を持っている人には簡単な内容でしょうが、SQL なんて知らないとか触ったことのない人にとってはちょっと敷居が高いですね。ということで試験対策としての勉強方法を考えてみました。もちろん Linux を使います。

MySQL や PostgreSQL をわざわざ用意しなくても LPIC の勉強用途であれば SQLite が便利でしょう。ちなみに Windows 版もあります。

自分の Linux にインストールされているかは下記の様にして確認します(Red Hat 系の場合)。

$ rpm -q sqlite
sqlite-3.3.6-2

入っていない場合は、yum や apt-get コマンドを使い、インストールしましょう。

インストールが終わったら起動します。sqlite3 コマンドに続き利用(作成)するファイル名を指定します、今回は lpi.db としました。

$ sqlite3 lpi.db
SQLite version 3.3.6
Enter ".help" for instructions
sqlite>

sqlite> という専用のプロンプトに変わりました。.htlp (頭に"."あり)でヘルプ、.quit (頭に"."あり)で終了します。

その2へ続く