viをWindowsで練習する方法
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さて UNIX/Linux では標準エディタとしての地位を占める vi ですが、取っ付き難く簡単に使えるようにはなりません。学校や会社で使っているけど、個人的にゆっくり練習したい方のための練習方法です。
利用するのは Vim で vi から派生したプログラムであり、基本的な使い方は vi と同じでさらに多機能です。UNIX だけでなく Windows でも利用可能です。まずここからインストーラをダウンロードします。
ダウンロードするファイルは gvim71.exe です。インストールは特に複雑なことは要求されないので問題ないでしょう。
さてインストール完了後、スタート -> プログラム -> Vim 7.1 -> Vim でプログラムを起動します。すると上記のようなウィンドウが開きます。ということで vi の練習はこれでOK。
さて利用するにはいくつかポイントがあります。まず UNIX で vi を使うときにはこんな感じでファイルを指定します。
$ vi apple.txt
ですが、Vim をスタートメニューから起動した場合は
$ vi
と同じ形式となります。つまり、そのまま :wq で保存しようとしても"ファイル名がありません"とエラーになるのです。よって新規ファイルを保存するときは :w apple.txt のように指定する必要があります。
次のポイントとして、このファイルはどこに保存されたのか。Vim が利用しているカレントディレクトリを確認するには :pwd を利用します。
次に既存のファイルを開くには :e を利用し :e apple.txt という形で指定します。
私が通常クラスで紹介する時に説明する、最低覚えるべき10のコマンドはこれ。手はホームポジションに固定し、カーソルキーやテンキーを使わないことが重要です。
k カーソルを上に
j カーソルを下に
l カーソルを右に
h カーソルを左に
i カーソルの前からインサートモードにする
a カーソルの後からインサートモードにする
esc コマンドモードに戻る
x 文字を削除
:wq 保存終了
:q! 強制終了
慣れてしまうとマウスを使ってカーソルを移動するより遥かに高速に、快適に作業が出来るようになります。
P.S.
ビープ音がうるさいときは :set visualbell で消すことができます。
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