出国できず
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まずはこの写真をご覧頂きたい。出国のスタンプの上にVOID(無効)と押してある。このスタンプを持っている方は数少ないであろう。どうしてこのスタンプを手に入れることが出来たのか…。
今日から私は台湾に行く予定だった。台湾は始めてであり、改装された國立故宮博物院を見に行ったりするのを楽しみにしていたのだ。しかし出発前日の昨夜、最終的に情報収集をしていると驚愕の事実が明らかになった。入国に関してビザはなくてもいいが、パスポートの有効期限は3ヶ月以上必要と書いてある。そして私のパスポート有効期限は、3ヶ月に4日足りない。
旅行を準備する段階でビザが不要ということはもちろん確認してあったが、なぜ有効期限に気がつかなかったのか。パスポートの失効日を忘れていたわけではない、台湾から帰ったらすぐに新しいパスポートを作るつもりでいたのだ。
どうするか。おそらく、日本での出国審査では問題あるまい(確かに有効期限しか確認していないとの事)。とすると台湾入国時にはねられるか?しかし観光でやってくる日本人を入国拒否することはあるまいと高をくくっていた(実際のところ韓国や台湾はうるさいとのこと)。
そして当日の今日、案の定出国審査は問題なかった。そしていい気分で白ワインを飲んでいると、私を呼び出すアナウンスが流れる。嫌な予感だ。
担当の女性係員(以下、GH)さんにひょっとしてパスポートの有効期限の件ですかと聞くと、その通りとのこと。今回はSPTトライアルというものに参加したために、パスポート情報が細かく伝わっていたらしい。そしてGHさんに、3ヶ月を切っているので飛行機には乗れませんと言われる。こんなの、初めての経験だ。
払い戻しをしますので、ということで白ワインを飲み干しついて行った。まずは入国審査の部屋へ。しばらく待ったが、ここで写真のスタンプを押されたらしい。
そして、ここからは出られないのでGHさんに導かれ4階の到着階へ上がる。次に入国審査の部屋でGHさんがちょっと話してそのまま通過。エスカレータを降り、荷物受取フロアへ。当然ながら通関も通るわけだが、お疲れ様ですと係員に言われる。ホントだね。
GHさんと到着ロビーへ出たわけだが、地上係員と一緒に歩いてるなんてまるで芸能人みたい。きっとロビーにいた人々は、私が韓国か中国の俳優と思ったに違いない。
今度はGHさんと出発の3階へ。チケットカウンターへ行き、以上で終了ですとのこと。この間、およそ30分。ずっとGHさんは私にはっついていたわけで、もう申し訳なさで一杯です。
ちなみにGHさんは毎日すごく歩くんでしょうね?と聞いたら、万歩計で8,000歩くらいですとのこと。それならダイエットは不要ですねといったら、その分食べちゃうんですよね〜だそう。
ということでチケットは1万円のペナルティはかかるものの、払い戻ししてくれた。ホテルは安く予約できた分、当日分はキャンセルできず。それと往復のスカイライナー代で、今回の授業料はおよそ3万円ちょっと。
今日は3時30分に起きて、5時30分に家を出て、11時30分にはまた家に戻るというすごい午前。ちなみにすぐさま、新しいパスポートの申請に行きましたよ!そして家に帰ってもまだ15時。なんという長い1日だ。
それにしてもGHさんが、有効期限を確認せず(または見落として)に台湾に到着していたら、入国拒否で強制送還の可能性もあったわけで。その場合チケット代は戻らず、かつその日の帰国便もきっと正規料金あたりで買う必要があったでしょう。きっとすごい金額。
ということでGHさんには感謝、感謝です。
皆さんも海外に行く時は、入国の条件をよく確認しましょう…。いやまぁ、台湾とか近いとつい油断しちゃうんですよね。ちなみに切り替えパスポートは1週間で出来るらしい。
コメント
コメント一覧 (2)
私の方はJRで旅行の途中でキャンセルになり、Viewカードで買った切符を名古屋駅でキャンセル処理することになり大変な思いをしたことはありますが、今回の中村さんとは比べ物にならないくらい楽ですな(^_^;)
ぜひまた台湾再チャレンジしてください。レポート待ってます。
例えば、観光で滞在できる最大日数が30日の国が、旅券の残存期間が3ヶ月必要です、なんて言っていたりするのを見ると、何のためにそんな条件を付けているのか理解に苦しみます。旅券の有効期限までに帰国してくださいね、というのならまだ分かりますが。