「フラット化する世界」トーマス・フリードマン (著)
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フラット化する世界(下)
トーマス・フリードマン (著), 伏見 威蕃 (翻訳)
1995年に発売された「ビーイング・デジタル 」ニコラス・ネグロポンテ (著)はかなり売れ、話題にもなった。内容は多くのものがデジタル化され、世界を簡単に流通できるようになるだろうというもの(だったはず)。
そして多くのものが実際にデジタル化さるようになり、それが世界にどう影響を与えているかを伝えているのがこの本。ものすごく売れているらしい。
光回線の普及に伴い、多くのもの(音声、書類など)がデジタル化されアメリカよりインドなどに送られて作業されるようになった。そのことにより労働コストは下がるが、当然アメリカ国内で職を失う人が出てくる。グローバル化とはそれを受け入れるしかない(?)ことであり、とすると我々はどうすべきなのか。日本でも多くの仕事が中国などに流れているのはご存知の通り。
この本の中で日本は比較的好意的に書いてあるが、住んでいる(多分ほとんどの)我々にとっては将来は安心できない。少子化と学力低下、さらに体力も低下じゃね。
子供:なぜ勉強するの?
昔:いい学校に入って、いい就職先を見つけるためだよ。
今:勉強しないとインドや中国に根こそぎ仕事を持っていかれちゃうぞ。
この本の前に書かれた「レクサスとオリーブの木―グローバリゼーションの正体 」も興味深い。
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