公園での不思議な出来事
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以下の話は、こんなひどい親がいるという前提でお読みください。
気持ちのいい天気だったので、私は昼食を公園で取ることにした。
コンビニでお弁当を買いベンチに腰掛けてセロハンを破いていると、自転車に乗った小学4年生くらいの少女が突然目の前に現れた。
キョトンとする私に向かい、少女は「こんにちは」と言う。無視するのもあんまりかと思い、私も「こんにちは」と答える。同じマンションの子供なら挨拶もするが、いきなり公園で知らない人に声をかけるというのはどういうことなのか。
すると少女は私の弁当を見てこう言う、「開けてあげようか?」
テレビゲームで大人がクリアできない画面を子供がさっくり進むのはありがちな場面だが、弁当のセロハンを破くのに子供が要領がいいということがあるのだろうか。
薄気味悪い私は「いや、いいよ」と答える。
少女はまた、「開けてあげようか?」と繰り返す。
「いや、いいよ」と再び答えると、「お昼を食べて、お腹一杯なんだけどな」と言って去った。ますます怪しい。つまりお腹が空いているということか。
夏休みに入り、給食がないことが背景にある気がするのだろうか。少女は痩せていたが、かといって食事を全然していないとは確定できないが。
なかなか頭の回転は良さそうな子だった。もし私がお弁当を少女に渡していたら、そのままかっぱらうつもりだったのか。そして私が追いかけ、捕まるか、捕まりそうになったら「キャー」と叫ぶ。そうなったら、誰もが私が悪者だと思うだろう…。そのまま警察でもやってきたら身の破滅だ。
ただ、500円ばっかりのお弁当のためには追いかけないと思うけど。
初めてイタリアに行った時に、3人組の母子に物乞いで囲まれひどく恐ろしかったことを思い出した。
今度交番の近くに寄ったら、警察官にこの話をしておこうと思う。
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