CCNA対策など、IPアドレスを計算するには
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今ではCCNAのクラスなどでIPアドレスの計算方法を教えていたりする私ですが、昔はサーバの設定時にネットワークアドレスを指定しろと出た場合にはかなり焦ったものです…。
ネットワークアドレスやブロードキャストアドレスは当然ながら計算すれば求めることが出来ますが、専用のipcalcというコマンドがあります。
ブロードキャストアドレスを表示するには-bオプションを利用します。ネットマスク値とプリフィクス値のどちらも利用できます。
$ ipcalc -b 10.20.30.40 255.255.255.0
BROADCAST=10.20.30.255
$ ipcalc -b 10.20.30.40 255.255.255.240
BROADCAST=10.20.30.47
$ ipcalc -b 10.20.30.40/26
BROADCAST=10.20.30.63
ネットワークアドレスは-nオプションを利用します。
$ ipcalc -n 10.20.30.40 255.255.255.0
NETWORK=10.20.30.0
$ ipcalc -n 10.20.30.40 255.255.255.240
NETWORK=10.20.30.32
$ ipcalc -n 10.20.30.40/28
NETWORK=10.20.30.32
-bと-nオプションを併用することも出来ます。
$ ipcalc -nb 10.20.30.40/28
BROADCAST=10.20.30.47
NETWORK=10.20.30.32
$ ipcalc -nb 10.20.30.40 255.255.240.0
BROADCAST=10.20.31.255
NETWORK=10.20.16.0
CCNA対策などでIPアドレスの問題があったりしますが、答えが間違っていることがたまにあったりします。そんな時はipcalcで確認してみましょう。
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