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今まで避けてきたLinuxでの無線LANの利用ですが、そうも言っていられないのでテストすることになりました。で、無線LANカードを使うため古いThinkPadをKNOPPIXで起動して利用します。

まずは現在利用中のWLI-CB-G54を試してみます。これが使えれば言うことなしですが、挿しても反応がないような…。

# cardctl status
Socket 0:
  3.3V CardBus card
  function 0: [ready]
# cardctl ident
  Socket 0:
    no product info available

む〜、ダメみたい。次に以前使っていた11MbpsのGW-NS11Cを試してみます。これはいけるだろうとの甘い期待も空しく。

# cardctl ident
Socket 0:
  no product info available

ダメじゃん。

となるとドライバを探すか、そのまま動くカードを探すしかない。しかしCDから起動しているKNOPPIXでドライバを入れるのはあまりに大変そうなので、動くカードを探すことにする。その方が読んでくれる人にも役立ちそうですしね…?

検索してみるとWLI-PCM-L11は動作するらしい。しかし販売終了って書いてあるぞ。

秋葉原へ行って探すしかないかと思ったものの、検索したら在庫ありの店を発見。送料込みで4,000円ほどでした。ありがたい。

数日して無事届き、4,000円払って使えなかったらどうしようと思いつつ挿してみたら…。

# cardctl status
Socket 0:
  5V 16-bit PC Card
  function 0: [ready]
# cardctl ident
Socket 0:
  product info: "MELCO", "WLI-PCM-L11", "Version 01.01", ""
  manfid: 0x0156, 0x0002
  function: 6 (network)
# cardctl info
PRODID_1="MELCO"
PRODID_2="WLI-PCM-L11"
PRODID_3="Version 01.01"
PRODID_4=""
MANFID=0156,0002
FUNCID=6

ををっ、素晴らしい。でもCardBusではないのね、見れば分かるか。

早速設定します、ESSIDとWEP鍵を指定すれば通常は使えます。下記はIDにmyessid、WEPにabcdeを指定した例。注意点ですがWEP鍵は16進数を使ったほうが無難みたい。

# iwconfig eth0 essid "myessid" key "s:abcde"

これで使えるはずですが、上手くいかない時はカードを一度外してまた挿すといいみたいです。外すときは

# cardctl eject

とします。そして確認すると、

# iwconfig eth0
eth0      IEEE 802.11b  ESSID:"myessid"  Nickname:"banana"
          Mode:Managed  Frequency:2.462 GHz  Access Point: 00:03:0B:A2:29:A3
          Bit Rate:11 Mb/s   Sensitivity:1/3
          Retry limit:4   RTS thr:off   Fragment thr:off
          Encryption key:6162-6364-65   Security mode:open
          Power Management:off
          Link Quality=37/92  Signal level=-58 dBm  Noise level=-95 dBm
          Rx invalid nwid:0  Rx invalid crypt:3330  Rx invalid frag:1508
          Tx excessive retries:1  Invalid misc:0   Missed beacon:0

となり、無事通信可能となりました。やっぱり無線は便利だね。