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当然ですがLinuxでもPCカードは利用できます。ちなみに最近利用されているのはほとんどがCardBusという形式のものです。制御するにはcardctlコマンドを利用します。

statusと指定するとこうなりました、CardBus形式のカードが利用されているのが分かります。

# cardctl status
Socket 0:
  3.3V CardBus card
  function 0: [ready]

configを指定するとIRQ情報などが表示されます。

# cardctl config
Socket 0:
  Vcc 3.3V  Vpp1 3.3V  Vpp2 3.3V
  interface type is "cardbus"
  irq 10 [exclusive] [level]
  function 0:

今度はidentを指定します。そしてこれはカードが認識されていない例。このままでは使えないので手動でドライバを入れないといけません。

# cardctl ident
Socket 0:
  no product info available

そしてこれは利用可能な例、Fast Ethernetインターフェイスとして利用できます。ということでPCカードが利用可能かどうかはcardctl identを実行すれば分かります。

# cardctl ident
Socket 0:
  product info: "CardBus", "Fast Ethernet"
  manfid: 0x0000, 0x024c
  function: 6 (network)

infoもあります。

# cardctl info
PRODID_1="CardBus"
PRODID_2="Fast Ethernet"
PRODID_3=""
PRODID_4=""
MANFID=0000,024c
FUNCID=6

利用中にカードをそのまま抜くのは止めましょう、カードは壊れないでしょうがソフトウェアに問題発生する可能性があります。ejectで接続を解除してから抜くのが望ましいです。

# cardctl eject