失われた一夜
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事件発生。「ダイ・ハード」とか映画では記念日なんかに都合よく事件が発生したりするのですが、実際自分にも起こるということが分かりました。「24」の中村版。
Day 1
19:00(事件発生2時間30分前)
この日は「Fedora Core 500の技」の発売日だったので、仕事が終わってからそのまま銀座にやって来た。とりあえず福家書店を覗いてみると、平積みになっている。ちゃんと売っていることを確認できてホッとする。
20:00
ささやかなお祝い開始。ボトルの残りが少ないが、明日も早いしかえって都合がいいか。そして話をしていると来週、Mちゃんの誕生日だということが判明する。
私「来週誕生日なんだ。」
M「はい。」
私「二人っきりでお祝いしようか?」
M「みんなでお祝いしてください♪」
私 orz
21:40
店を出て、電車に乗る。扉のすぐ横に立ち、鞄を網棚に上げた。
22:05
駅に到着、早く寝ようと思いつつ鞄を取って降りようとした。すると鞄がない。その網棚を通して天井が見える。
よく見れば私のものと同じような黒い鞄が並んで置いてある。私は誰かが間違って持っていったのだろうとすぐに悟った。
それならば降りて問い合わせたほうが早いであろうと思い、電車を降りる。改めて車内を見るが、私の鞄はない。
22:10
駅の事務室へ。事情を話すと駅員が、銀座からここまでのすべての駅に電話をして確認をしてくれる。しかし、今のところ届出はないとのこと。
さてその鞄にはマンションの鍵が入っている。つまり、鞄がないということは部屋には入れない…。すぐ近くにいるにもかかわらず。
不幸中の幸いは携帯電話を身に付けていたこと。普段は鞄に入れておくのに、この時はなぜか胸のポケットに入れていた。
事務室で待っていても仕方ない、どうする?駅員に聞くと反対の出口付近には安いホテルがあるとのこと。
22:45
駅前のフィットネスクラブに行く。幸いにも会員カードが財布に入っていた、いやカードがなくても多分入れてくれるだろうが。タオルをレンタルしてジャグジーに浸かると、とりあえず落ち着く。
23:30
駅に再度行くが、鞄は見つからない。泊まるか?でも安ホテルのヤニ臭い部屋(すごい偏見)に泊まるのは嫌だな〜。それに泊まってもどうせ6時には起きて出なきゃいけないし。
ならいっそ眠らなければいいのでは?
これから銀座に出て、朝まで開いているバーへ行くのはどうだ。普段あまり話をしない人と会えるかも。
23:45
銀座行きの電車に乗る。さすがに空いてる。
Day 2
00:15
空き腹に酒を飲むと眠気に襲われそうなので、コンビニで肉まんを買って食べる。この時間は終電で帰るホステスさん達がすごい勢いで歩いてたりするのね。
00:25
バーに到着。当然のことながらマスターに「こんな時間に珍しい」と言われる。ビールを頼み、そして事情を説明。単純に盗まれたとも考えられるが、ブランド物でもないしわざわざ盗む人がいるとは思えない。
どう考えても酔っ払いがうっかり間違えて鞄を持って行った。そのまま帰宅して寝る。そして翌朝気がついて、駅に届ける。これに違いない。
01:00
1時頃まではクラブが終わったあとにやってくるお客さんで混んでいたが、ほとんど帰り客は私を含め2名だけになった。この時、2杯目の赤ワインを飲んでいたが明日のことを考え酒はこれで止めることにする。
01:30
今日は知り合いは誰も来ないかつまらないな〜と半ば諦めていたら、知り合いがやってきた。3時くらいまで楽しく盛り上がる。
03:00
知り合いも帰り、最初の眠気のピークがやって来た。仕方なく外を散歩する。するとお客さんを送りに出てきたホステスさん達がちらほら、結構遅くても人がいるんだね。
そしてこの時間、バーには私以外にお客さんが6名。私はずっと水を飲む。
05:00
第2の眠気ピーク、また散歩に出る。さすがにこの時間では人は少ない。
05:55
永遠かと思われた夜も終わりつつ、バーを出る。結局酒は2杯しか飲んでないのでいくらでもない…。ごめんね、マスター。今度はちゃんと飲みに来ます。
06:05
電車で職場に向かうも、思ったより混んでいる…。しかし途中で座ることが出来て15分ほど寝ることが出来た。
06:45
現地に到着。駅前のマクドナルドに入り、コーヒーを注文。さあこれから一時間眠れるぞと携帯電話のタイマーをセットし寝に入る。
しかし、そううまく眠れない。机にうつぶせになったりしても駄目だ。
07:45
改めてカウンターに行き、ソーセージエッグマフィンセットを買い食べる。これから始まる長い一日に憂鬱になり、また鞄を持って行った人から連絡があるか不安になる。
08:00
コンビニでかみそりを買い、職場に向かう。
09:00
授業開始、さて電話はかかってくるのか。この時点で考えていたのは、休憩時間になったらマンションの管理事務所に電話して鍵をシリンダーごとに変えるのは週末でも大丈夫かと聞くこと。もし駄目だと、週末ずっと部屋に入れない。
10:20
最初の休憩、携帯電話を見ると着信あり。留守電話を聞くと見知らぬ男性より落し物に関してという伝言が…。
あぁ〜良かった。
しかし、時間がなく電話をかけ損なう。ちなみにこの後、何度も着信あり。
12:10
昼休みになり、電話をかける。相手はすぐ出た、そして驚愕の事実が…。
彼は昨夜、私の乗る前から電車にいたらしい。そして降りる駅で慌てて気づき、昨夜は持っていなかった鞄を持っていると勘違いして私の鞄を持って行ってしまったとのこと。
家に帰ってから気づき、今朝一番で地下鉄会社などに連絡したそうな。
ということで19時くらいまでに私の駅の事務室に届けておいて下さいと頼む。やれやれ。
17:00
駅より、○○さんという方が鞄を届けに来ましたよとの電話あり。鍵がちゃんと入ってるか、ちょっと心配。
19:30
仕事が終了し、そのまま帰宅。駅で中村で〜すというと、見慣れた鞄が出てくる。中身を言ってくださいということで、雑誌と本となどというと、間違いありませんねということで受け取り完了。鍵は無事入っていた…。
20:00
部屋の玄関前に立つと、ものすごく久しぶりな気がする。無事に部屋に入り、バタンキューはせず、まずメールチェックなど。
すると部屋でしか確認していないメールアカウントにお返事まだなの?という感じのメールが友人より3通あり。すいません、こういう理由でお返事できませんでした。
20:45
今週の予定通り、フィットネスクラブへ向かう。タフガイだな、俺。
しかし着替えが終わった瞬間に眩暈が。思わず座り込む。とりあえず、有酸素運動は止めておくか。しかしウェイトトレーニングは通常の重さでできた。トレーニング後のジャグジーのなんと気持ちのいいことか。
22:30
これも今週の予定通り。帰り道にサイゼリヤでお疲れの乾杯。
今回の教訓。
一晩くらい寝なくても問題ないけど、家に帰れないというのはものすごく精神的に打撃になるということ。財布、携帯電話と鍵はいつも身に付けているべきだな。
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