ANAのAVシステムはLinuxらしい
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飛行機での映画といえば、以前は壁にプロジェクタで映したものをみんなで見ていました。映画が終わるとトイレがどっと混んだりしましたね。
90年代に液晶テレビが普及すると、各シートにモニタが割り当てられるようになりました(エコノミーに最初に導入したのは確かヴァージン アトランティック航空)。映画が選べて便利でしたが、開始時刻は選べないので、タイミングを計って見る必要がありました。その頃はまだモニタも小さく、あまり映画は見なかった記憶があります。
最新の飛行機(ボーイング777とか)になるとフルデジタル化されたようで、映画の開始や停止も出来るようになり、大変便利になりました。ということで最近は飛行機に乗る前に何の映画を放映するか調べてから出かけたりします。
そんなある日のこと、シートベルト着用サインが消えてからシートテレビを見ようとするとどこかで見たような文字が…。何だかエラーっぽい。
そのエラーは黒バックに白文字、Linuxみたいだな〜と思ったものの、このようなAVシステムはWindowsで作っているに違いないと思い込んでいました。そして隣の席にも同じメッセージが。
ボタンをあちこち押しているとメッセージが流れ出し、こんなものが登場。
eth0: autonegotiation did not complete in
おおっ!これは間違いなく、Linux。こんなところで会えるなんて(違うか)。エラーを読むと少なくともカーネルパニックではないので、周辺機器あたりのトラブルっぽい。
CAさんを呼んで見せると、ではリセットしますので15分ほどお待ちくださいとのこと。CAさんはrootでログインし、ログを見ながらさらさらトラブルを解決したのでした。何てことは当然なく、リセット(リブート?)スイッチを押したのでしょう。
トラブルがあったのは我々のところだけでなく、あちこちで頻発している模様。聞いていると、この飛行機は初フライトとのこと…。ANAの飛行機はだいたい綺麗だけど、今日はやたらピカピカしているように感じたのは間違いではなかったらしい。
初フライトに乗ることが出来たのはラッキーだけど(飛行機番号聞けば良かった)、トラブルはね〜。結局AVシステムは完全復旧しなかったものの、映画はチャンネルを変えることで見られたのでまぁいいか。
ということでLinuxは幅広く使われているのですね、というお話でした。
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