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御巣鷹の謎を追う -日航123便事故20年-
米田 憲司 (著)

1985年の事故から20年後の2005年にJALの事故が頻発したことは記憶に新しい。

一時期噂にあった自衛機が撃ち落してしまったというのは嘘だろうとは思っていたが、事故の2時間後に米軍が救出に向かったものの中止命令が出たという話は気になっていた。このあたりの謎に着いて本書は迫っている。

あんな大きな事故を起こした会社だから、さぞ安全には時間とお金をかけているのだろうと勝手に思っていたのだが特にそういうこともないらしい…。結果的に上手くいっていたが、その後JASとの統合で昔の膿が出てきてしまったのだろうか。

この本の中ででも取り上げられている事故現場での世話係りなどに関しては、下記小説に詳しい。腐敗した組織、というものがどういうものかおぼろげながら見えてくる感じだ。

沈まぬ太陽
山崎 豊子 (著)